このところ新聞や雑誌で『かくしてモスクワの夜はつくられ、ジャズはトルコにもたらされた』の紹介が続いています。
大冒険スペクタクルな小説だと思っている方もいらっしゃるかと思いますが、本書は紛れもない実話です。こんな数奇な運命を生きた人がいたとは驚きです。
アメリカには黒人差別があるからといって、そこから離れて向かう先がロシアだなんて、どうしてそうなってしまうのか、あたしにはとても理解できません。しかし、そこで成功を収めたり、あるいはどん底にたたき落とされたり、それでもバイタリティーあふれる主人公は生き続けるのですよね、タフガイです。