罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

出版社としては……

朝日新聞の声欄に載っていました。

児童書ですと、どの学年の児童向けなのかによって、漢字を使ったり平仮名にしたり、かなり厳密にやっているようですが、一般書籍の場合、あまり規則と言えるほどのものはないようです。せいぜいのところ、常用漢字だったらふりがなも振らず漢字のままでよいか、と言う程度でしょう。

小説だったら著者の仮名遣いが味わいですから、それに従うべきなのでしょうが、昔の本は結構漢字が使われていたと思いますし、そして漢字にはすべてふりがなが振ってあったと思います。

ちょっと意味が不確かな単語でも、仮名が振ってあれば国語辞典を簡単に引くことができますが、仮名が振られていないと読み方から調べないとなりませんので、引かずに済ませてしまうこともしばしば。それだとわからないこと、不確かなことをそのままにして先へ進んでしまうので、やはりよくないよなあ、と思います。

で、いまもできるだけ漢字を使い、漢字にはすべてふりがなを振るという方針の出版社ってあるのでしょうか?