罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

間隔を空けて……

新型コロナウイルス接触感染か飛沫感染でうつるのだそうです。そこで、できるだけ他人との接触を避けるように呼びかけられていて、テレビ番組のキャスターや出演者たちがお互いに距離を空けて並んでいたり、スーパーなどの行列も前の人との感覚を十分に空けるように言われています。

そういうのをソーシャル・ディスタンスと呼ぶようです。

最初に聞いた時は和製英語なのかと思いましたが、どうやら海外から入ってきた言葉のようです。昔からあった単語だとは思えませんが、どうなのでしょう? あるいは今回のコロナ騒ぎで新しい意味が付け加わったとか?

とにかくそういうことが言われていて、それを訴えるために世界的な企業が自社のロゴマークを改変して、アピールし人々に訴えかけています。ニュースで見たのはマクドナルドやアウディフォルクスワーゲン、そして五輪のマークなどです。

これも一種のロゴなのでしょうが、コカコーラは文字の間隔を空けていましたし、文字自体を分解するように間隔を空けて表記しているのも見かけました。

というわけで、あたしもちょっとやってみました。

あたしの勤務先は鶏がロゴマークになっています。以前はもう少し写実的な鶏だったのですが、5年前の創立百周年を機にちょっと図案化、デザイン化されてこのようになっています。

その鶏をちょっと左右に分解してみたのですが、なんか違う! と感じます。可哀想という声が聞こえてきそうな出来映えです。

文字や図案ならともかく、生き物を分断してしまうのは、やはりちょっとリアルというか、グロテスクな感じが与えてしまうからでしょうか?