罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

県を跨いだ移動

非常事態宣言が解除になったので、ちょっと揚げ足取り的なことを書いてみたいと思います。

来月半ば過ぎまでは県を跨いだ移動は控えてください、というのが解除に当たっての注意事項的に告げられました。そうなると、幸いにもあたしは大丈夫なのですが、あたしの勤務先でも出社できなくなる人がいます。埼玉県や千葉県、神奈川県在住の人がそこそこいるのです。

でもまあ、こういう出勤のための越境は認められているのですよね? そうでないと全国の県境に住んでいて隣の県にお勤めの人は動けなくなってしまいますから。東京だと、埼玉に住んでいて神奈川県内に出勤する人とか、関西なら神戸の人が京都の会社へ出社するとか、そういった事例は枚挙に暇がないはずです。しかし、会社としてそういう社員の出社を制限している場合とは別として、基本的には許容の範囲内だと見なされているようです。

しかし、それでも例の「自粛警察」が他県ナンバーの車にいたずらをしたといったニュースがありました。「営業車です」と紙に書いて貼っておかないとうっかり駐車もできません。

では、あたしの仕事である書店回りはどうなのでしょう? 都内の書店なら訪問してもよいけど、神奈川など他県へは行ってはいけないのでしょうか。あたしは神奈川県も担当エリアなので、神奈川へ行ってもよいのか否かはかなり重要なことです。ちょっとくらいならよいのでしょうか?

例えば、あたしの担当地区になりますが、小田急沿線の場合、町田までは東京都だからOKだけと相模大野は神奈川県だからダメ、ということになるのでしょうか? いや、町田まで行く手前に新百合ヶ丘があるけど、あそこは神奈川県だから途中下車して営業してはいけないのでしょうか?

もし本当に他県へ入るなということが徹底されたら、あたしは登戸から南武線に乗って帰ることもできなくなりますね、登戸駅は神奈川県ですから。いや、駅構内から出なければ、乗り換えだけなら大丈夫なのでしょうか?