罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

「コロナ後」の書店営業とは?

5月の最終週が始まりました。そして本日のあたしは在宅ワークです。今週も出社は火曜と金曜のみの予定です。

あたしの勤務先のコロナ対策体制は、一応今月いっぱいということになっています。在宅勤務を活用すると共に、出社する場合も早めに来る人、遅めに来る人などがいて、社内で密を作らないようにやってきましたが、それも今週で終わるのでしょうか?

今のところ会社側からこの体制の延長は発表されていませんし、来襲からは通常営業という発表もありません。今日の政府発表、そして東京都の発表を受けて上層部で検討・決定されるのだと思います。

基本は通常に戻ることになるのでしょうが、感染が治まったわけでもなければ、ワクチンや治療薬が出来上がったわけでもない現状では、通常と言ってもコロナ以前と全くイコールになるとは思えません。しばらくは密を避けるとか、柔軟な対応が必要になってくるのではないかと思います。それが「新しい生活様式」ならぬ「新しい働き方」なのかも知れません。

しかし、たとえば営業部の場合、受注と出荷の業務があるので、在宅では仕事になりません。もちろん、この機会に受注と出荷を外部の業者に委託してしまうという選択肢もあるのでしょうし、既にそういう体制を取っている出版社も多いです。まあ、そこまでの変更はいきなり出来るものでもありませんから、とりあえずは考慮外となりますが……

個人的に気になるのは書店回りです。こちらが訪問するのはよいとして、書店の側がどう思うか、という問題があります。書店によっては「当面の間、来店しての営業はご遠慮ください」というところもあるでしょうし、「棚のメンテもあるので、宣言が解除されたら是非来てください」という書店もあるでしょう。

逆に出版社の側が自主的に「しばらくは書店回りは自粛する」と決めているところもあるでしょう。こういったところが、来月からと言うのは時期尚早としても、7月や8月くらいからかつての状況に戻るのかと問われると、なんとも言えません。

かといって、あたし自身にそれ以外の営業のやり方がアイデアとしてあるかと問われても、これまたこれといった方策を持ち合わせていないのが正直なところです。やはり、これまでどおり丹念に書店を回って棚を見て、お店の人と話をして、自社の本をお薦めする、そんなことしかあたしには出来そうにありません。

「アフターコロナ」の書店営業とは、どいったものになるのでしょうか?