罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

W-KEYAKI FES. 2021

この夏に富士急ハイランドで「W-KEYAKI FES. 2021」というイベント(ライブ)が行なわれることが少し前に発表されました。W-KEYAKIと書かれていますが、出演するのは櫻坂46、日向坂46です。

紆余曲折はありましたが、欅坂46が櫻坂46となり、けやき坂46が日向坂46になったので、今回のライブは二つのグループのルーツを見つめ直すという意味があるのかも知れません。ただ、この時期にどうして、こういうイベントをやることになったのでしょう。欅坂46時代に毎年夏に欅共和国というライブイベントをやっていたので、それを復活させたものなのでしょう。

ネット上ではいろいろと意見が飛び交っていますが、最も関心が高いと思われるのは欅坂46の楽曲が披露されるのか、ということのようです。日向坂46はこれまでもライブではけやき坂46時代の楽曲を披露してきましたし、発展的な改名・独立だったのでけやき坂46の楽曲を披露するのは問題ないでしょう。問題は櫻坂46が欅坂46の楽曲をやるのかです。

ライブは、初日が櫻坂46の単独、二日目が日向坂46単独、三日目が両グループの合同と発表されています。日向坂46はアルバムも出していますので、けやき坂46時代の楽曲を披露しなくても、日向坂46の楽曲だけでライブを埋めることは可能です。しかし、まだシングルを2枚しか出していない櫻坂46はどうでしょう? 楽曲披露にどれくらいの時間を割くのかわかりませんが、これまでのシングルの全楽曲を披露するのが初日になるのでしょうか?

欅坂46の楽曲をやるかやらないかが関心を集めるのは、櫻坂46が誕生した経緯にあるからでしょう。あたし個人としては、三日目に「W-KEYAKIZAKAの詩」を両グループ一緒に歌唱するのはよいとして、櫻坂46が欅坂46の楽曲を披露するのはどうなのかという気がします。別に永遠に歌うな、と主張するつもりはありません。ただ、まだ早いのではないか、という気がするのです。

でも、そうすると運営側が今回のイベントを「KEYAKI」と名付けた意味がわかりません。このライブで、何もなかったかのように欅坂46の楽曲を櫻坂46に歌わせて、欅坂46の呪縛から解き放とうということなのでしょうか?

ちなみに、ネット上では辞めたメンバー、特に平手友梨奈と長濱ねるの参加を期待する声があるようですが、それだけは絶対避けた方がよいと思います。