罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

やっぱりヒドいですね

「じゃない方の彼女」第9話を視聴。

彼の幸せそうな過程を知って悩む美月、そこはまあ理解できるとしても、でも自分の気持ちに正直に生きるって、他人を不幸にしてもよいわけではないはず。

それでも百歩譲って若いから仕方ないと許すとしても、濱田岳の方は全く理解を超えています。

ネットの感想には「中年男性の妄想を詰め込んだようなドラマ」という意見が散見されますが、中年男性よりも恋愛をしたことのない中学生男子の妄想なのではないかと思えるようなストーリーです。

脚本だから仕方ないのですけど、美月からのLINEに対し、自分から居場所を教えてしまい、あれでは「ここへおいでよ」と誘っているようなものです。とても大学教員、妻も子もいる大人の男性のやっていることとは思えません。美月が旅館に現われてからの行動もすべてそうです。

これが片桐先輩のように罪の意識も薄く、不倫に突っ走れる男性であれば何ら疑問も感じることなく視聴できるのですが……。かといって、イヤらしくなるほど山下美月がグイグイ来ているのかと言えば、多少そんなところはありますが、グイグイと言えるほどとは思えません。男性側の態度で一蹴できるレベルだと思います。

素直でやさしい純粋な人という主人公の性格を描こうとして、却って気持ち悪くなってしまっている気がしてなりません。奥さんの小西真奈美が嫌な性格だとか、裏で浮気(不倫)をしていて夫婦仲が冷め切っているというのならともかく、そうでもないですからますます主人公の気持ち悪さが悪目立ちしているドラマになっていますね。

それでも美月が出ているので見ちゃうんですよね。