罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

刺身とか、白焼きとか、天ぷらとか

前のダイアリーは、帰宅の模様を書きすぎて、タイトルを偽ってしまうことになったので、改めて書きたいと思います。何について書くかといいますと、広島で食べたグルメについてです。

13日は、朝に高知を発ち、岡山でいくつか書店を訪問し、夕方の新幹線で広島に入りました。その晩に食べた料理がとても美味しかったのです。

広島では、駅から少し離れたところに位置する三井ガーデンホテルに泊まりました。特に広島の地理に明るいわけではないので、ホテルの近くで何か美味しい店はないかと同行メンバーで検索したところ、広島は実は穴子が名物だというキーワードで、ホテルに程近い料理屋がヒットしました。

それが《たいし》です。正しくは「和四季酒肴処 たいし」と言うようです。「たいし」とは店主の名前です。細い路地に位置していて、知らなければとても入っていかないような場所にありました。我々三人は予約もなく、運よく入れましたが、その後も常連さんとおぼしきお客が引きも切らず入ってきます。

ここでいただいたものはどれも美味しかったのですが、最初に驚いたのが、そしてこの店に行ってみようという決め手になったのが穴子の刺身です。一枚目の写真がそれです。

一見しただけですと白身魚のようですが、穴子なんです。プリップリで美味しかったです。穴子を刺身で食べられるなんて、驚きでした。これだけではありません。

二枚目の写真は、なんと穴子の白焼きです。刺身も驚きでしたが、白焼きも驚きのメニューでした。ただ、考えてみますと、穴子と鰻ってよく似た感じですから、同じようなメニューがあってもおかしくはありませんね。

そして穴子は、鰻と同じようにフワフワ、ホクホクのものをイメージすると思いますが、刺身の時と同じように白焼きも食感が鰻の白焼きとはまるで異なりました。こちらもプリップリ、非常に歯応えのある白焼きでした。そしてこれはこれで実に美味しかったです。

最後、三枚目の写真ですが、こちらは牡蠣です。ただ、酢牡蠣でもなければ、定食メニューによくある牡蠣フライでもありません。牡蠣の天ぷらです。牡蠣にも天ぷらがあるんだと驚きながら注文したのですが、こちらもフライとはまた異なる美味しさを堪能いたしました。