罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

今日の配本(22/10/26)

反乱者

ジーナ・アポストル 著/藤井光 訳

フィリピン出身のミステリー作家兼翻訳者マグサリンは、新作小説の案を練り始める。そこへ一件のメールが届く―送信者はその小説の主人公である、映画監督キアラだった。キアラの父親も映画監督であり、1970年代にベトナム戦争中の米軍による虐殺事件を扱った映画をフィリピンで撮影したのち、失踪していた。フィリピン出身の作家が放つ、超絶メタフィクション長篇。

エバ・ルーナのお話

イサベル・アジェンデ 著/木村榮一、窪田典子 訳

「お話をしてほしいんだ」「どんなのがいい?」「まだ誰にも話したことのないのがいいな」――お話の名人エバが言葉の糸を紡いで織りあげた、愛と復讐、小さな奇跡、さまざまな人生の物語。〈現代のシェヘラザード〉アジェンデがその語りの才を存分に発揮した23篇、長篇『エバ・ルーナ』から生まれた珠玉の物語集。