罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

どうして持ち帰りができないのでしょう?

新年が明けましたが、あたしは相変わらずです。

昨夜もいつもどおり、いや、いつもよりも早々と布団に入ってしまいまして、寝床で少し本を読んだのですが、たぶん7時半くらいには寝てしまっていたでしょう。もちろん紅白なんて見ていません。

そして、今朝も4時前には起床。これまたいつもどおり、トーストとミルクティーで朝食です。取り立てて正月らしいことはいたしません。除夜の鐘を聞くこともなければ、初詣に行くこともなく、これはこの数十年変わっていませんね。そしてこの三年くらいは年賀状もやめてしまいました。

そんな歳の始まりですが、今朝は非常に夢見が悪かったです。麻布だか六本木だが、場所はわかりませんが、ちょっとおしゃれなカフェへ行ったのです。はい、あくまで夢の話です。

ドトールやスタバのような雰囲気ではありますが、もうちょっと高そうで、ずっとおしゃれな感じのお店でした。前面ガラス張りの窓から陽光が差し込んで、とても明るいお店でした。そんなお店であたしはランチをすることなって入店したのです。

ワンプレートにサンドイッチとミニサラダが付いたようなメニューで、ドリンクは珈琲か紅茶が選べます。もちろん、コーヒーが飲めないあたしは紅茶をチョイスしまして、好きにサンドイッチなどが運ばれてきました。

ところがここでケータイに連絡が来て、あたしは急いで別の場所へ向かわなければならなくなり、サンドイッチを慌てて頬張ると、ドリンクは持ち帰りにしてもらおうとレジへ向かいました。こういうお店ですから、持ち帰りの客も多く、持ち帰り用のカップに紅茶を入れてくれれば簡単だろうと思っていたのですが、レジですました顔の店員(優男風のすました若造)はそれは出来ないと言います。

店内飲食で準備したので、持ち帰りたければ紅茶を改めて買う必要があるというのです。こっちはまだ紅茶がテーブルに運ばれてきてもいなかったので、それを持ち帰り用のカップに入れてくれればいいではないかと主張したのですが、それは出来ないの一点張りです。

レジのあんちゃんは、次のお客さんも並んでいるので、お前はさっさとどけ、と言わんばかりの態度で、こちらも頭にきたので一歩も退かず、紅茶を持ち帰らせろと言い続け、しまいには、この店は非常識で接客態度もなっていないとSNSに書き込むぞと威したりしましたが、怯むことなく、すました顔で出来ませんを繰り返すばかりです。

急がなければならないのに、30分近く押し問答をして、ついにレジのあんちゃんは、僕は休憩なのでそれでは、と言って去ってしまったではないですか。おいおい、ちょっと待てよ、と言う暇もなく、あたしが取り残されて目が覚めました。