罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

入院しました!?

あらかじめ言っておきますと、これは夢の話です。一昨日に見た夢です。

骨折をしたのか、どこか悪いところがあったのか、とにかくあたしは病院に入院することになったのです。ただ、突然入院するなんて言われても先立つものもなく、後から高額請求されても困るので、病院に対しては「一番安い部屋でいいです、大部屋でお願いします」とお願いしました。

にもかかわらず、通されたのは個室でした。「やばい、個室なんて使ったら、あとでいくら請求されるのだろう?」と不安になりつつ、担当の看護婦さんに「なんで個室なんですか、一番安い部屋でって言ったじゃないですか」と文句を言ったのです。

もちろん、その時点ではあたしが他人を感染させたらいけないような病気にかかっているなんて考えは思いもしません。夢の中なのでそのあたりの細かな設定は素っ飛ばして話は進みますが、看護婦さん曰く、この部屋が一番安いのだそうです。

病院の個室が一番安い部屋だなんて言われたら、それは間違いなく幽霊の出る部屋か、そこに入院した患者は必ず死んでしまうと言う曰く付きの部屋に間違いないでしょう。案の定、あたしが入院することになった病室は悪霊がいるらしく、入院した患者は数日で全員亡くなるという死の病室だったのです。

でも、夢の中のあたしは、以前からそうなのですが、悪霊コレクターなので、悪霊が出る病室なんて願ったり叶ったりです。心配する医者や看護婦さんを尻目に、初日の晩には早々にあたしの前に現われた悪霊を捕まえてしまいました。そうとは知らない看護婦さんたちは、あたしが何事もなく翌朝を迎えたことに驚いている様子でした。