罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

移動の列車内で仕事をしました!

先週の水曜日から金曜日の二泊三日で北陸へ行って来たことは、既に散々書きました。

まだまだいろいろ書くべきことはあると思うのですが、その中で一点、自分がバリバリ仕事をするサラリーマンみたいだなあと思った瞬間をちょっと振り返ってみたいと思います。

それは木曜日のことです。

この日は富山を発って、朝一番で高岡にある書店の本部へ向かいました。そこで小一時間くらい商談をし、その後10時過ぎに書店を訪問し、10時半過ぎに新高岡から北陸新幹線で金沢へ向かうという午前中のスケジュールでした。そして、この日は新刊の部数確認の日でもあったのです。

数年前であれば取次各社へ電話をかけて配本数を確認するところですが、現在はすべてネット上で行ないます。ですからパソコンさえあれば出張先からでも部数確認が可能なのです。ただネット上に配本数が提示されるのは9時半過ぎです。その時間帯はちょうど商談中で、パソコンを開いて部数確認などできません。

結局、新高岡駅に着いて新幹線が来るまでの10分程度、ホームのベンチに腰掛けて部数確認をしました。さらに新幹線に乗り込んで金沢へ着くまでのこれまた10分程度の時間で、会社のパソコンにリモートで接続し、配本伝票を出力するということまでやってのけました。

よく電車の中でパソコンを膝の上に広げて操作している人を見かけます。そこまでしないとならないほど忙しいのかなあ、なんて他人事のように見ていましたが、この時ばかりはあたしもバリバリと働くビジネスマンになったかのような気分になりました。

ちなみに、帰京時の東海道新幹線は、3列シートの真ん中に仕切りがある「S WorkPシート」の車両でした。もちろん、仕事などせず、皆で打ち上げのビールで乾杯していました。