罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

落ち葉の部屋

少し前に、このダイアリーでわが家の近所の黄葉をご紹介しました。 久しぶりに、その同じ場所を撮ってみました。いかがでしょう? すっかり葉が落ちてしまい、丸裸の木が寒そうに立っています。 落葉したわけですから根元には葉が絨毯のように敷き詰められて…

ささやかな暮れのご挨拶?

暮れになるとお得意先回り。暮れのご挨拶です。 手土産はカレンダーというのが定番でしょうか? いえ、確かにカレンダーは相変わらず配られていますし、こちらもいただいたカレンダーを重宝しています。それでも世間一般ではどうせなら気に入った柄のカレン…

物語のない物語

『中央駅』読了。 同著者の(邦訳としての)前作『娘について』は、個人的に面白く、そして非常に考えさせられる作品だったので、本作品も期待して読み始めました。 中央駅 posted with ヨメレバ キム・ヘジン/生田 美保 彩流社 2019年11月12日 楽天ブックス…

この時季の決まり事?

毎年この時季に、わが家の菩提寺へ参ります。 ご先祖様へ暮れの挨拶とお寺へ毎年の管理料を払いに出向くというわけです。今日はとてもよい天気で昼間は暑いくらいの晴天でした。絶好の墓参り日和という表現があるのかどうか知りませんが、とにかく無事墓参り…

併売している書店はあるのかしら?

現在売れに売れている『龍彦親王航海記 澁澤龍彦伝』ですが、毎日新聞に先日掲載された川本三郎さんの評で、澁澤龍彦と砂澤ビッキに関係があるということを初めて知りました。不勉強で情けないです。 で、その砂澤ビッキと言いますと、新刊『ラストカムイ 砂…

間接的に紹介されている?

昨日の朝日新聞夕刊です。 今年の演劇会を回顧する記事が載っていました。そう言えば、今年の漢字も発表されましたが、もうそんな季節、年の暮れが迫っているのですね。 さてこの中で三人中二人が「プラータナー」を挙げています。これってタイと岡田利規さ…

今日の配本(19/12/13)

絵で学ぶ上級への韓国語文法 金京子、河村光雅 著/わたなべまき 絵 中級の終わりから上級への足場を固める、84の絵を使った丁寧な文法解説。使い分けの難しい文型については25のお悩み解決コーナー。 中級者のためのフランス語語彙力アップ1500題 田中幸子…

製作並びに頒布中止のお知らせ

これまで5年以上にわたり、この時季の風物詩として製作してきました「Nancy Calendar」ですが、2020年版は製作を取りやめます。 理由は至極単純で、このところ新しいブラウスもネクタイも購入していないので、皆さまにご披露するようなカレンダーの水準が維…

さらなる拡販を狙って!

続けざまに筑摩書房の話題です。 同じく書店店頭で見つけた小冊子、なんと32ページに及ぶ立派なもの。これを無料で配布してしまっていいのですか、という出来映え、水準です。 これをいただいた書店の方が、まだ読んでいなかったけど、この冊子を読んだら読…

神奈川県限定?

ちくま文庫の新刊、獅子文六の『やっさもっさ』です。 「それがどうしたの?」と問われそうですね。はい、あたし別に獅子文六が好きというわけでもありませんし、これまでも読んだことはありません。と、偉そうに言えることではありませんが……(汗) この本…

異常気象のせいなのでしょうね?

昨日の朝日新聞の夕刊です。 ブルゴーニュワインの産地で異変が起きているそうです。 ブルゴーニュと言えばワインですが、ブルゴーニュワインに関する本、あたしの勤務先でも出しています。『ブルゴーニュワイン大全』『ブルゴーニュのグラン・クリュ』『ブ…

年末年始の備えとして

今年もあっという間に12月です。年末が近づいています。 今年は(今年も?)年末年始の休暇が長めですので、出版社もそうですが、書籍の流通が長いことストップすることになります。書店は大晦日までやっているところも多いでしょうし、年明けも2日か3日から…

今日の配本(19/12/10)

ステップアップ トルコ語 大川博 著 トルコ語の入門の次の段階を目指す学習書。全20課の会話、文法解説、練習問題で読む、書く、聞く、話す力を総合的に身につけます。

書評が続きました

『龍彦親王航海記 澁澤龍彦伝』の紹介がこの週末に毎日新聞と読売新聞でありました。 ちょうど明日、第三刷が出来上がるタイミングです。あっという間に第二刷が売り切れてしまうほど注文が殺到中です。 年末年始の読書用に、往年の読者や若いファンがこぞっ…

初級、中級、上級へ

本日見本出しのフランス語学習書の新刊です。 きれいな装丁だと思いませんか? あたし好みです。確か、以前、こんな感じのブラウスを着ていたような……、そんな記憶が蘇ってきます。 学習参考書の場合、競合商品が多いわけで、最終的には中味で選ばれて生き残…

それよりも今日は……

未明に、今日は真珠湾攻撃の日、というダイアリーを書きましたが、現在の日本人でどれだけの人がそれを覚えている、あるいは思い出すでしょうか? テレビや新聞でもそれほど取り上げているような様子はありません。 むしろ、日本人にアンケートを取ったら12…

日本時間では本日未明でしたよね

12月8日です。あの日です。 わかりませんか? リメンバー・パールハーバー、真珠湾攻撃です。つまり太平洋戦争が始まった日です。 というわけで『パール・ハーバー(上)』『パール・ハーバー(下)』のご案内です。 やはりこのタイミングで案内しないと意味…

中国語は難しい?

台湾新聞の最新号NO.272に先日、日本橋の誠品書店で行なわれた龍応台さんのトークイベントの記事が載っていました。 ご覧のように、台湾新聞ですので中国語で書かれています。 が、なんとなくわかりますかね? また、写真をご覧いただければ、当日が盛況だっ…

今日の配本(19/12/06)

キレイ 神様と待ち合わせした女[2019/2020] 松尾スズキ 著 三つの民族が百年にわたり紛争を続けている「もうひとつの日本」。ひとりの少女が、七歳から十年間、誘拐犯の人質になった——。

今日の配本(19/12/05)

ニューエクスプレスプラス 広東語 飯田真紀 著 香港の人々の9割以上が母語とし、広州やマカオなど全世界で8000万人以上が用いる広東語。この話し言葉を発音から文法まで解説。 ニューエクスプレスプラス アラビア語 竹田敏之 著 独特な文字も、書き方からゆ…

今日の配本(19/12/04)

ラストカムイ 砂澤ビッキの木彫 芦原伸 著 没後30年、大地の神々に自身の精魂を同化させたアイヌ彫刻家の生涯と作品を、気鋭の旅行作家が畏敬の念を込めて描く。

復活の日は来るか?

新刊『東ドイツ史1945-1990』が好調で、刊行早々で重版が決まりました。これといった類書がないというのも好条件、追い風になっているようです。 確かに、ナチスに関するものはありますし、統一ドイツを欧州情勢に絡めた本は数多く刊行されていますが、東ド…

今月のおすすめ本[2019年12月]

毎月恒例、今月のおすすめ本のご案内です。 お陰様で、このところ文芸書を中心にやや高額ではありますが版を重ねる書籍が相継いでいます。この流れを年末年始も継続したいところです。

ご案内を二つ

ご案内するのついうっかりして忘れていました。 何をかと言いますと、『パール・ハーバー(上)』『パール・ハーバー(下)』をご案内するのを、です。 もうまもなく12月8日です。現地時間だと7日なのでしょうが、日本時間では8日の未明になりますが、真珠湾…

花を召しませ?

なんか、久しぶりに土日の天気がよいような気がします。消費税アップ以降、今年の秋は土日というと天気が悪く、関東では何度も台風や集中豪雨に襲われ甚大な被害が出て、三連休どころではない秋でした。 秋はどこなのか、と思っている間に東京は晴れてはいま…

日常に潜む不安感

少し前に『モンスーン』の著者、ピョン・ヘヨンさんが来日してトークイベントを行ないました。 その時点で、『モンスーン』は読んでいて、いわゆるフェミニズムと総称されるような韓国文学とは異なる、独特の怖さを持った作品に非常に魅了されていたので、ト…