罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

記事や広告から我田引水

昨日の朝日新聞夕刊です。夏目漱石と熊本に関する記事が載っていました。

記事の後半に載っている『草枕』のモデルとなった「那美」さんについては『『草枕』の那美と辛亥革命』という本を、あたしの勤務先で出しております。

しかしながら在庫がない状態でして、重版の可能性はあるのでしょうが、今すぐにということにはなっておりません。せっかくこういう記事が出たのに残念です。

ウェブサイトには

父は自由民権派の闘士、養子は漱石の弟子前田利鎌、妹の夫は宮崎滔天孫文・黄興・宋教仁ら亡命革命家を支援し、男女同権の志を貫き生きた一女性の、波乱の生涯を描き切る力作評伝。

という内容紹介が載っています。まさしく、今回の朝日の記事にドンピシャリの本だったのです。たぶん在庫があれば、小さくとも紙面の片隅で紹介されていたのではないでしょうか? うーん、残念。

続きましては、今朝の紙面、岩波書店の広告欄にご注目。

岩波ブックレットの『うつ時々、躁』が紹介されています。

その紹介文の中に「双極性障害」という言葉が見えるのにお気づきでしょうか。少し前に文庫クセジュで『双極性障害』を出したところです。

岩波ブックレット文庫クセジュもどちらも書店ではそのコーナーにまとめておいてあることが多いですが、心理学などのコーナーに置いてもらえると効果的だと思います。