罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

日向坂46が出来た途端に日陰坂46という言葉が生まれたのが気になる……

けやき坂46が日向坂46に改名したニュース。

「日向」を「ひゅうが」ではなく「ひなた」と読ませ、これまでのハッピーオーラというグループカラーとも相俟って好意的に受けとめているファンが多いのは嬉しいことです。

ただその一方で、欅坂46を「日陰坂46」などと揶揄する一部ファンが現われているのにはちょっと失望してしまいます。

確かに、平手友梨奈の体調に伴うライブの中止とか、歌番組に出た時のやる気のない踊りとか、このところネガティブなイメージばかりが報じられる欅坂46ですが、彼女たちを日陰坂と呼ぶのは間違っていると思いますし、頑張っている彼女たちに失礼だと思います。

個人的には、あえて「日陰坂」と呼ぶのであれば、それは今までの日向坂、つまりけやき坂46のことだと思います。

大きな欅の根元で生い茂っている葉に遮られてなかなか太陽光を浴びることもできず日陰の位置に留めおかれ続けたけやき坂46のメンバーたち。いつかは自分たちも幹の上の方で太陽に向かって葉を広げると思っていたのに、そういうチャンスは巡ってこず、ひたすら根本で落ちてきた葉を養分として実力を蓄えてきたわけです。

そしてこのたびようやく根元から飛び出して、陽の当たるところへ出て来たのがけやき坂46、つまり日向坂46だと、あたしは思うのです。

あたしがそうだから言うのではありませんが、坂道シリーズのファンは乃木坂も欅坂もけやき坂もみんな応援しているファンが多かったと思います。だから一部のファンがこんなふうに対立を煽るようなことをしてしますのは悲しいことだと思うのです。