まずは新刊『貿易戦争の政治経済学』です。著者は『グローバリゼーション・パラドクス』のダニ・ロドリックです。
『グローバリゼーション・パラドクス』以降の世界について、ロドリックが鋭く分析している一冊です。
お陰様で、出たばかりなのに順調な売れ行きです。来週には日経に広告掲載予定ですので、更に売り上げが伸びると期待されます。
続きましては、突如火が付いた『分断された時代を生きる』です。
同書は、東京大学教養学部の人気講座を書籍化したもので、学問の最先端をわかりやすく講義されたものをまとめてあります。
この中の一編「『万葉集』はこれまでどう読まれてきたか、これからどう読まれていくだろうか」がネットで注目を集めているそうです。
そうです。
今回の改元で突然注目を集めた『万葉集』に関する論考です。視点が独特であるところが、話題になっている一因ではないでしょうか? 同論以外にも興味深い論考が収録された一冊ですので、この機会に是非どうぞ。
最後は近刊の『スタート!ドイツ語A2』のご案内です。
既に『スタート!ドイツ語A1』が刊行されていまして、本書はその続編に当たります。
このA1、A2というのは「ヨーロッパ言語共通参照枠」のレベルのことで、ヨーロッパの言語教育の物差しとして使われているそうです。本書は、日本で初めてそれに準拠したドイツ語の学習書になります。
新刊の刊行を機に、既刊と一緒に並べてみてください。