罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

NASAではなくてNASです

少し前に、テレビ録画用のNASが軒並み品切れ、製造終了になっていると書きました。わが家の録画環境、この先どうしようと思っていたのですが、最近になって考えを改めました。

LAN接続のHDDがなくなったら何に録画したらよいのかと言えば、テレビやレコーダーの新製品を見ていますと、ネットワーク(LAN接続)ではなく、USB接続のHDDを推奨しているような気がします。その証拠にと言うわけではありませんが、先に製造終了になっていると書いたメーカー(バッファローアイオーデータ)もUSB接続のHDDに力を入れているような感じです。USBだと他の部屋で見たり、外出先で見られないから、と思っていたのですが、そこが間違いでした。

最近のテレビやレコーダーは家庭内の他の部屋や外出先でも録画番組を見られるような機能が付いていて、それこそ東芝タイムシフトマシンやパナソニックのチャンネル録画であれば、過去数日間分の(録画設定してあるチャンネルの)全番組を気軽にスマホタブレットで見ることができるのです。この事実に気づいて、あたしは考えを改めたのです。

そうなるとLAN接続のHDDよりもUSB接続のHDDの方が比較的安いですし、最近はカナ利用料の大きなHDDも出て来て、LAN接続HDDよりも使い勝手としてはよさそうです。既にネットワークHDDを何台か使っているあたしにとっては大したことないですが、たぶん不慣れな方にはネットワークの設定などはハードルが若干高いと思われます。それに対してUSBはつないでしまえば、あとは画面の指示に従って進めていけばよいだけのこと。非常に簡単です。

なおかつ、最近のテレビやレコーダーはUSBハブを使って複数のUSB接続HDDを繋ぐことができるものがほとんどですから、HDDがいっぱいになっても追加でもう一台買ってくればよいだけの話です。ただし、ここで問題なのはUSB接続のHDDに録画した番組は、録画時につないでいたテレビやレコーダーでないと再生できないという点です。テレビを買い換えたら、これまでHDDに録っておいた番組が見られなくなる、ということになります。

しかし、これもSeeQVaultという企画のHDDが発売されていて、これだとテレビやレコーダーが変わっても録画してある番組を見ることが可能になります。というわけで、恐らく今後のトレンドとしては、録画はネットワークHDD(つまりNAS)ではなく、USB接続のHDDに録画するのが主流となるのでしょう、とあたしは納得したわけなのです。