罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

タイトルは難しい

先程、上下本についてのダイアリーをアップしました。その過程でまたしても気になる事案が発生してしまいました。

まずはこちらをご覧ください。

『シークレット・ウォーズ』をアマゾンで検索してみた結果です。上下それぞれがヒットしていますが、お気づきでしょうか?

本書には「アメリカ、アフガニスタンパキスタン 三つ巴の諜報戦争」という副題が付くのですが、その副題と(上)(下)の位置関係です。上巻は副題の後に(上)とありますが、下巻は正題「シークレット・ウォーズ」の後に(下)があり、その後に副題が並んでいます。なんでこんな回りくどいことになっているのでしょう?

続きましては近刊の『トマス・ジェファソン』です。

これも上下本で、「権力の技法」という副題が付いています。こちらは正題の後に(上)(下)があり、副題はその後です。「なんだ、こちらは問題ないじゃないか」と思われるでしょうが、よーくご覧ください。

気づきましたでしょうか? (上)(下)の前後のカッコが一方は全角、一方は半角となっているのです。よく見れば下巻の方が(下)の前後が詰まっていて隙間がありませんよね。

この両者、4冊というのでしょうか、つまりは上下本二組ですが、どちらも公式サイトで検索していただければわかるように、上下でこんな面倒な違いは付けていません。きちんと揃った正題、副題、上下がヒットするはずです。アマゾンはどうしてこんなことになっているのでしょう?

ちなみに、同じように丸善ジュンク堂書店のサイトhontoで検索してみますと、『シークレット・ウォーズ』にしろ『トマス・ジェファソン』にしろ、上下で違いはありません。すっきりと見やすいです。

しかし、こちらも気になるところがあるのです、それも二つも!

まずその一つは『シークレット・ウォーズ』の上下にはカッコが付いていないのに、『トマス・ジェファソン』の上下にはカッコが付いています。ヘンですよね。

続いて気になることの二つめは、『シークレット・ウォーズ』の上下は正題&副題の後に付いていますが、『トマス・ジェファソン』の上下は正題の後に付いています。副題は上下の後です。

hontoはhontoでどうしてこんな面倒なことをしているのでしょう? 少し前にこういったネット書店のタイトルの表記について話題にしましたが、相変わらずこういうことって頻出していますね。利用者としては統一してもらいたいものです。