罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

姪っ子に推薦する予定?

営業回りの移動の電車の中で『親王殿下のパティシエール』を読み始めました。もともとは姪っ子に買ってあげようと思って選んだ本なのですが、舞台が清朝親王邸ということもあり、まずは自分で読み始めてしまいました。

ちなみに、あたしに妹のところには娘(つまりあたしから見たら姪っ子)が二人いまして、一人(上、今年中三)は犬が大好きで、将来は獣医か、それがダメでも犬に関わる仕事がしたいらしいです。なので、犬に関するエッセイや小説を見つけると買ってあげています。

そしてもう一人(下、今年小六)はお菓子が好きで、将来はパティシエになりたいと、いまのところは言っているので、パティシエとかお菓子に関する小説などを買ってあげています。ただ、犬の小説はそれなりにありますが、お菓子やパティシエがテーマの小説はやや少ないですね。そんななか見つけたのがこの作品でした。

そして、この作品の参考文献として挙がっていたのが、あたしの勤務先の刊行物『王のパティシエ』でした。こんなところで見覚えのある本が出てくるとは、なんとも不思議な気分です。ただ、現在この本は品切れなんです。

さて、まだ読み始めたばかりなのですが、本書は母親が漢族であるフランス人の少女が、フランスに来ていた清朝親王と共に中国へやって来て、その屋敷の調理場でお菓子作りをするという話のようです。

まだお菓子を作るところまでは行っていませんが、そんなストーリー展開らしいです。お菓子作りはともかくとして、清朝の皇族の暮らしや当時の中国の様子がどのように描かれるのかが非常に興味深いです。既に文庫本が数冊刊行されているようなので、面白ければ、続巻も買って読んでみたいと思いますし、小六の姪っ子でも楽しめる内容か否か、判断したいと思いながら読んでいます。