罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

こんどは凛とした立ち姿で

少し前に、このダイアリーで庭に薔薇が咲いたとお伝えしました。その薔薇は既に枯れて散ってしまいましたが、次の花が開きました、同じ株だから色も同じくピンク色です。

それが右の写真なのですが、前回の薔薇が横向きに咲いていたのに対し、今回の花は真っ直ぐに茎が伸びた、そのいただきに咲いています。とても美しい立ち姿です。これぞ女王の薔薇といった風格を感じます。

真上から薔薇を眺めると左の写真のような感じです。いかにも薔薇という感じです。頭の中でイメージする薔薇、イラストに描かれそうな薔薇に見えます。

そう言えば、「きれいな薔薇にはトゲがある」と言いますが、この薔薇にもとげがあるのでしょうか? 花ばかり見ていて茎に注目することがなかったので失念しておりました。

ところで、薔薇を見ると行ったことはありませんがフランスのパリ郊外、ヴェルサイユをイメージしてしまうのは、多くの日本人に共通する現象ではないでしょうか? やはり池田理代子の「ベルばら」の影響が大きいと思います。

しかし、どうしてベルサイユと薔薇が結びつけられたのでしょうね? 宮廷生活の華やかさが薔薇の美しさに重ねられたのでしょうか? でもあの作品はフランス革命の物語です。多くの人が命を落としていく物語です。薔薇にそういうイメージってあるものでしょうか?

その「ベルばら」、今年が連載スタート50周年なんだそうですね。あたしの勤務先から出ている『ヴェルサイユ宮殿に暮らす』も売れるかしら?