罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

今日の配本(23/09/08)

外国語を身につけるための日本語レッスン2 読解編

森ゆりか

サッカーで言えば、互いにボールを蹴るだけでは試合を楽しむことはできない。決められたルールという共通理解があってはじめて、言葉や習慣が異なっても、試合が可能になる。これは言葉についても同じ。それぞれが何を根拠にし、そこからいかなる解釈や考察を行なったのかを明確にしていくことが大切になる。本書では、欧米の学校教育で指導されているこのルールという技術を、絵や本の読み方をとおして習得していく。『外国語で発想するための日本語レッスン』を改題。

神の文化史事典[新版]

松村一男、平藤喜久子、山田仁史 著

各項目には、神の名前の由来、属性と能力にかかわる概要をまとめ、神の特徴やタイプをまとめたキーワードを付した。恋や裏切り、引き籠り、俊足や靴屋、国作り、稲妻、犬や鮭、母性や女装、復讐、不老不死、無謀さゆえの死、永遠の罰、敵対者、最初の人間、双子、言葉、昼、星座など。巻末には、キーワード索引、地域別出典一覧、参考文献一覧あり。

カラー版 神のかたち図鑑[新版]

松村一男、平藤喜久子

太古から人間は、神話ということばによる表現だけでなく、視覚による図像表現を通して神のことを考えてきました。神々を視覚的に表わすことがめずらしい地域や文化もあるなかで、本書はギリシア・ローマ、北欧、ケルト、スラヴ、アフリカ、アラブ、インド、中国、東南アジア、オセアニア、日本、南北アメリカなど、400以上の神々の図像をまとめたはじめての1冊です。

星の文化史事典[増補新版]

出雲晶子 著

ひとつの星や星座にもさまざまな云われがあり、地域によって何が大切にされているかがわかる。いわゆる88星座はあくまでも西洋の想像力の産物。日本だけでなく、インドや中国、南北アメリカなど、天空への見方は一様ではない。星や星座のほか、月や太陽、流れ星や天の川に対して、私たち人類はどんな物語を紡いできたのか。図版多数掲載。2000以上の項目収録。索引も充実。

過去の克服[新版] ヒトラー後のドイツ

石田勇治 著

過去の克服」という言葉はドイツ連邦共和国初代大統領テオドーア・ホイスによってひろく知られることになったが、現在ではナチ・ドイツの暴力支配がもたらしたおぞましい帰結にたいする戦後ドイツのさまざまな取り組みを総称する際に用いられる。具体的には、ナチ不法の被害者にたいする補償、ナチ体制下の犯罪にたいする司法訴追、ネオナチの規制、現代史重視の歴史教育といった政策・制度面での実践と、これらを支える精神的、文化的活動の総体を意味するものである。戦後ドイツはナチズムの過去とどのように取り組んできたのか。本書は、近隣諸国やイスラエル東ドイツとの関係なども視野に収めながら、敗戦直後から現在にいたるまで概ね時系列にそって描き出していく。