罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の配本(19/06/11)

世界の書店を旅する ホルヘ・カリオン 著/野中邦子 訳 数々のエピソードとともに世界各地の書店をめぐる紀行エッセイ。本と旅を愛するすべての読者に贈る無類のブックガイド/ガイドブック。 フラ語問題集、なんか楽しいかも! 清岡智比古 著 〈フラ語〉シ…

寒い?

関西ツアーです。 本日から土曜までです。 今朝、東京を出るときは雨が降っていて、気温も低め、ちょっと肌寒かったです。果たして関西は? そう思いながら新幹線に乗りましたら、車内はとても寒かったです。この季節ですから冷房が入っているのは理解できま…

ファイアサラマンダー

ハン・ガンの邦訳最新刊『回復する人間』は短篇集ですが、その中に「火とかげ」という作品があります。「人影」ではありません、「火とかげ」です。 本短篇集の最初のタイトルは、この「火とかげ」を表わしているものだったそうですが、後に同じくこの中の一…

ところで最近の若手作家は?

閻連科について書いたので思い出したのですが、最近の中国の若手作家の状況というのはどうなっているのでしょうか? このところ中国作家の邦訳も刊行はされていますが、閻連科にせよ、残雪にせよ、もう中堅以上の存在です。少し前に出た李昂だってそれなりの…

作家と土地

昨晩のイベント「アジア文学の誘い@チェッコリー第3回『年月日』」の感想を少々。とは言っても、イベントの感想と言うよりは閻連科とその作品についての感想になりますが…… 今回取り上げられた『年月日』は、日本で閻連科の名前が出たときに真っ先に挙がる…

2019年版

2019年版のブックカタログが出来上がりました。 あたしの勤務先では、語学書カタログと新書カタログが別にありますので、それ以外の書籍を収めたものがこのブックカタログになり、通常、読者の方が「図書目録、ください」と言ってくる場合に指しているのはこ…

旅のお供に是非この一冊、いや二冊を!

河出書房新社から、閻連科自選短篇傑作選『黒い豚の毛、白い豚の毛』が出るというので、どんな本なのかと思って同社のサイトを見ていましたら、こんな本も見つけました。 『はじめてフィンランド 白夜と極夜 ひとり旅』です。 在日フィンランド人による、コ…

同じ新書なのだから仲良くしませんか?

ちくま新書から『双極性障害[第2版]』が刊行されました。「第2版」とあるくらいですから、名著なのでしょう。 ところで、文庫クセジュにも『双極性障害』という一冊があります。どちらも同じ新書というサイズです。是非是非、お隣に並べていただけると嬉…

棚が減ったときはどうしましょう?

日々の営業回りで時々言われること。 「こんど、ガイブンの棚、減らすことにしたから」 珍しいことではありません。そもそも、海外文学の棚を十分に備えている書店の方が数えるほどしかありませんから(爆)。 それでも、集英社とか文藝春秋とか、河出書房新…

売れ行き好調で重版です!

『郝景芳短篇集』の重版が決まりました。 海外文学の棚でも普通に売れていますが、SFの棚でも動きます。 というよりも、そちらの方が売れる店がたくさんあるようです。もし海外文学の棚だけで展開しているのであれば、一度試してみてください。

わが家の食糧危機?

70代も半ばを過ぎた母親が最近こんなスナックにちょっとハマっています。 この「まんま」シリーズ、コロッケ以外にもいくつか売られていて、スーパーで見つけては買ってきます。 そして、50を過ぎた息子に食べさせるのです。 わが家は母一人、子一人の家庭で…

タイトルも変えてしまいましたが、改訂版です

来週配本予定の新刊『フラ語問題集、なんか楽しいかも!』は、『フラ語練習、楽しいだけじゃだめかしら?』の改訂版です。 この「フラ語」シリーズは順次改訂版を刊行してきましたが、本書に関しては書名も少し変更になっていますので、お間違いなきようお願…

今日という日は……

本日、6月6日はDデイです。 Dデイって何? という方も多いかと思いますが、第二次世界大戦の潮目を大きく変えた、ノルマンディー上陸作戦の行なわれた日のことです。 というわけで、『ノルマンディー上陸作戦1944(上)』『ノルマンディー上陸作戦1944(下…

今日の配本(19/06/06)

「リサとガスパール」と一緒にひとことフランス語 荒川久美子 著 フランス生まれの「リサとガスパール」のイラストで約100の短いフレーズを覚えましょう。どれも簡単、すぐに使えるひとことです。

生誕550年

政治思想家のマキァヴェッリが、今年生誕550年です。 岩波新書の新刊『マキァヴェッリ 『君主論』をよむ』も刊行され、ちょっと注目になっているのではないでしょうか? そこで、以前に刊行した『マキァヴェッリの生涯 その微笑の謎』を再びのご案内です。 …

フェアをいくつかご紹介

現在展開中のフェアをご紹介します。 まずは新宿の紀伊國屋書店です。 2階の文芸書売り場、ちょうどレジの斜め前くらいのところに海外ノンフィクションの棚がありますが、そのエンドで新刊『無礼な人にNOと言う44のレッスン』をワゴンで展開していただいて…

今月のおすすめ本[2019年6月]

毎月恒例の「今月のおすすめ本」です。 5月のベストテンと夏に向けた定番商品のご案内です。

不条理劇と言えば……

今朝の朝日新聞です。不条理劇についての記事が、こんなに大きく載っていました。 不条理劇と言えばベケットでしょう。紙面では『新訳ベケット戯曲全集』の第一巻の「ゴドーを待ちながら」が取り上げられていましたが、Uブックス版の『ゴドーを待ちながら』…

今日の配本(19/06/03)

ニューエクスプレスプラス 台湾語 村上嘉英 著 台湾の人々の7割以上が母語として用いる台湾語。庶民生活のさまざまな場面で用いられるこの言葉を発音から丁寧に解説していきます。 ニューエクスプレスプラス ラオス語 鈴木玲子 著 メコン川に沈む夕日を眺め…

まだまだAIは怖い?

神奈川県のシーサイドラインで逆走事故が起きました。 あたしは乗ったことがありませんが、東京のゆりかもめと同じで、運転手も車掌も乗っていない、無人運転の交通システムだそうです。 無人運転ということは、扉の開け閉めなどはセンサーやカメラなどで監…

食べちゃう?

営業回りの途次、自由が丘のスイーツフォレストで買いました。 シルバニアファミリーのマカロンです。期間限定の販売だそうです。 姪っ子たちがシルバニアが好きで、春先に銀座でやっていたシルバニアファミリー展にも連れて行ったりしましたが、折角なので…

愛してると言ってくれ

ハン・ガン『回復する人間』読了。 既に本でもいくつか作品が紹介されているハン・ガンの短篇集です。ヒリヒリとした、胸が締め付けられるような作品世界もあれば、どこか飄々とした雰囲気の作品もあり、統一感は維持しながらもバラエティーに富んだ作品集で…

もう30年

今朝の朝日新聞の1面です。 もうまもなく、あの六四天安門事件から30年がたとうとしています。30年と言えば、今の若い子は生まれていませんし、生まれていてもほとんど海外のニュースになど関心を持つような年頃にもなっていなかったでしょう。 あたしはと言…