罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

見えない方がよいかしら?

あたしの勤務先のPCです。

いや、これじゃわからないって?

それもそのはず、ディスプレイにカバーを掛けた状態ですから。

在宅勤務をする場合、勤務先のPCにアクセスする必要から、PCの電源は付けっぱなしにしています。あたしが自宅から勤務先のPCのエクセルやメールソフトを立ち上げたりすると、勤務先のPCの画面上では、あたしがやっていることが丸見えになるわけです。

もちろん仕事ですから見られて困るようなことをしているわけではありませんが、勤務先で仕事をしている人からすれば、誰もいないあたしの席でパソコンの画面で何やら作業が進行しているというのは、精神衛生上あまりよいとは言えないようです。

だったらモニター(ディスプレイ)の電源だけ切っておけばよいではないか、という至極もっともな意見が聞こえてきます。それはあたしも重々承知しています。でもできないんです。

あたしのPC、ディスプレイと本体が一体型のもので、ディスプレイの電源だけを落とすということができないのです。スリープモードはありますが、自宅からではそれが解除できないようなのです。

そこで仕方なく、写真のようなカバーを作って帰宅する前に勤務先のPCに掛けておくのです。ちなみに、なんとなく見た覚えの或るカバーだと思われた方は目敏いです。あたしがさんざん着ていたブラウスです。色褪せてきたのでボロとしていたのを母が出してきてカバーに仕立て直してくれました。