罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

感動話にしてよいのか?

今朝のニュースで報じていましたが、水泳の池江選手がオリンピック代表に内定したとのこと。

重い病気からの奇跡の復活、というストーリーは、いかにも日本人が好みそうな話です。そして、これぞスポーツの醍醐味という感じもします。

しかし、そんなニュースに水を差すようですが、なんとなくテレビの報道を視ていると、「よし、これで東京五輪に弾みがつく」という思惑が見え隠れしている気がします。

いや、穿ちすぎなのかもしれませんが、テレビ各局は五輪に大金を出しているはずですから、実施してもらわないと困る、というのが本音なのではないでしょうか。

トラブル続きで支持率の上がらない東京五輪。国民の大多数が開催に反対している東京五輪聖火リレーが始まれば少しは風向きも変わるかと期待しても、むしろ沿道の「密」批判、そして蔓延防止の発令。

そんな逆風ばかりの東京五輪にとって久々のよいニュースが池江選手の復活です。テレビ局がこぞって必死になって盛り上げようとしている感じが、見ていて痛々しく感じられるのはあたしだけでしょうか?