罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

人を嗤うことはできません

乃木坂46冠番組「乃木坂工事中」で料理企画が放送されました。

二週にわたって放送された前編は「春巻き」と「グラタン」を作るというもの。

そして後編は「酢豚」と「メンチかつ」を、いずれもレシピも何も見ず、大量の食材と調味料が置いてあるキッチンで作るというものです。アイドル番組ではよくある企画です。

乃木坂46といえば、かつて生田絵梨花のIH事件という伝説がありましたが、番組としてはアイドルのとんでもないクッキングを見て笑うというのが趣旨だと思います。

今回の前後編四名は、なかなかひどい上で前のメンバーもいましたが、とにかく一生懸命取り組んでいたなあと思いましたし、なにより食材を雑に扱っていないのがよかったと思います。この手の番組では、時に食材を無駄にして、料理の前にそもそも人間としてどうなの(?)と思ってしまいそうなことがあったりしますので。

やはり、ゲラゲラと笑いながら見てしまうわけですが、そもそもこういう料理をサッと作れる人ってどれくらいいるのでしょうか。あたしは、もちろんできません。なので決してメンバーの調理を笑えるような立場にはないのです。

こういう企画の時、せめて紙に書かれたレシピを渡してあげることはできないものでしょうか。あたしは女性に対して、何も見ずに作れたら尊敬しますが、できなくても文句は言いません。ただ、レシピを見ても作れないようだと文句を言いたくなります。

なお、公式YouTubeにはオンエアされたなかった四名の調理シーンがアップされています。尺の都合もあるのでしょうが、可もなく不可もない出来映えの四名だったのでしょう。