罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

テレワークで必要なもの

本日もテレワークです。

テレワークも数ヶ月が過ぎ、会議は専らZOOMで開くというのが常態化しました。

となると、自宅(あるいはどこぞのスペース)で仕事をするときに必要なものがあります。ニュースなどでもしばしば取り上げられますが、会社によって対応に差があるようですね。金銭的な補助にしろ、ハード面でのサポートにしろ、しばらくやってみないと必要なものが見えてこない部分もあります。

あたしの場合、自宅にパソコンがありますが、業務で使うのに自宅の、個人所有のパソコンを使うというのはどうなのでしょうね? セキュリティーという面もありますが、そもそも論としてパソコンを持っていない人の場合、会社が買ってくれる(レンタルしてくれる)のでしょうか? スマホしか持っていないという人も多いのではないでしょうか? さすがにテレワークがスマホだけというのは厳しいでしょう。

かといって、会社でパソコンを買ってくれる(レンタルしてくれる)となると、既に所有していて、自分のパソコンを使っている人との差が出きてしまいます。既に持っている人には買って(レンタルして)もらえないのでしょうか? 人によっては自分のパソコンを仕事には使いたくないと思う人だっているはずです。

それに、テレワークですから通信しないといけませんが、その通信費って誰が負担するのでしょう? 自宅にパソコンがある人は、ほぼ間違いなくどこかしらのプロバイダーと契約しているでしょう。定額制であれば、仕事で使っても追加料金が発生することは少ないかも知れません。しかし、スマホしか持っていない人で、一番安い料金プランを使っている場合、テレワークで一気に通信量が増えた場合、追加料金が発生する可能性が高いのではないでしょうか? このあたりの追加分を会社が負担してくれるのか……

とまあ、巷間言われている、上記のような問題もあり、正直なところ、パソコンや通信費に多少の補助をしてもらいたいとは思います。会社側に要求するのは正当な権利だと思います。ただ、今はしばらくおくとして、この数ヶ月テレワークをやってみて気づいたのは、会社の書類が電子化されていない不便さです。

リモート会議に自宅から参加する場合にせよ、自宅で会社の業務を行なうにせよ、「あっ、あの書類、会社の引き出しに入れたままだ」「この前配られた書類、ファイルに綴じて机に置いてある」といったことが過半でした。これでは、仕事をするには会社へ行かなければなりません。何のためのリモートワークはわかりません。

最近でこそ、配布物がPDF化され、メール添付で配布されるようになりましたが、まだまだPDFになっておらず、紙で配付されているものがあります。これらをすべて電子化し、自宅からで取り出せる(閲覧できる)ようにしないと、本当のリモートワークはできませんね。そして、そんな環境が整ったころには、コロナも収まって、ワクチンや治療薬もできて、テレワークの必要性がなくなっているのではないかと思います。

まあ、あたしの勤務先の場合、編集部などは今後もテレワーク併用で構わないと思いますけど。