罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

今日の配本(21/06/30)

私がホームレスだったころ 台湾のソーシャルワーカーが支える未来への一歩

李玟萱 著/台湾芒草心慈善協会 企画/橋本恭子 訳

コロナ禍で住まいを失う人が続出し、貧困問題がかつてないほど深刻な状況となっている現在の日本。ホームレスを「明日は我が身」と多くの人が身近に感じるような事態が続いている今こそ、ホームレスへの理解と、支援についても多様な面で考え、実践していく必要がある。そのために本書は有益な一冊となる。作家・作詞家で、社会的マイノリティに関心を寄せる著者が、台湾のホームレスと支援団体を取材して本書を書き上げた。台北国際ブックフェア・グランプリ、金鼎賞を受賞するなど高く評価された話題作の待望の邦訳。