罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

ホラーではなかったと思います

WOWOWで放送された韓国映画呪呪呪/死者をあやつるもの」を見ました。タイトルから韓国ホラーだと思った見始めたのですが、ホラーと言うよりもサスペンス、否、むしろアクション映画でした。

ストーリーは比較的面白く、新入りのアルバイトの少女が最初から曰くありげだったのが、そのまま後半に種明かしされましたが、スピーディーで武闘派なゾンビという設定は斬新でした。主人公の女性リポーターと共にゾンビに立ち向かう呪術師の少女が後半から登場して大いに働くのですが、この映画は既に放送されたドラマの続きなんですね。なんとなくこの少女のこれまでが気になる描かれた方でした。

それにしても製薬会社の不正、なんとなくバイオハザードのようです。ただあちらは製薬会社がゾンビを作りだしてしまったのですが、この映画はただの治験の失敗で、ゾンビを作り出したのはインドネシアから来た呪術師でした。あと呪術に詳しいという大学の教授がオタクっぽさもありつつ、意外と肝の据わった人物設定でした。ふつうは、臆病で足手まといなりがちなものですが、そうではありませんでした。そういう意味では、ゾンビにやられた警察官は多数いましたが、主人公の周囲の、役名のある人は誰も死んでいないというのは、この映画が主人公の命を狙った事件でもなければ、主人公が事件の原因であったわけでもないからでしょう。