罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「降伏」か「解放」か

ドイツの終戦、「降伏」か「解放」か 朝日新聞の見出しです。ドイツが第二次世界大戦に降伏した日ということになっているそうですね。というわけで、ナチス・ドイツ、第三帝国が崩壊に至る過程にかかわる本をいくつかご紹介します。 まずは『ベルリン陥落 19…

知識人の困惑?

まもなく刊行予定の『上海フリータクシー』が抜群に面白いです。 いや、面白いという表現は正確ではないかも知れません。 本書は、帯などを読んでいただければわかっていただけると思いますが、西側のジャーナリストが中国に赴任し、そこで庶民の中に分け入…

読書欄に大きく載っています

今朝の朝日新聞読書欄です。 トップに掲載の一番大きな書評は『トマス・ジェファソン(上)』『トマス・ジェファソン(下)』でした。評者は宇野重規さん。 今年は秋にアメリカ大統領選挙を控えていますので、今後もアメリカ大統領に関する書籍は増えてくる…

二度手間を何とかしたいのですが……

一週間ぶりの出社でした。 このところかかってくる電話のほとんどは教科書の注文です。 先月末にもこの話題について書きましたが、そのころは学生さんが直接購入したいという電話、問い合わせが多かったのですが、ここへ来て書店からの注文が増えてきました…

3日ではなく72時間

外出自粛、政府からも「買い物は通販も利用しましょう」と言われるこの頃。あたしの母のように通販はおろか、パソコンですらまるでできない人間もまだまだ多いご時世に、何とも罪なことをおっしゃるものです。 それはさておき、あたしはネット通販、使ってま…

今日の配本(20/05/07)

書いて覚えるハングル名言 李泰文 編著 朝鮮半島の古今の著名人の言葉の中から、心に訴える味わい深い印象的な名言をピックアップ。書いて、覚えて、使えるフレーズ。 パトリックと本を読む 絶望から立ち上がるための読書会 ミシェル・クオ 著/神田由布子 …

頑張れ! 人差し指と中指

自宅のパソコンの話です。 キーボード回りが手狭ということもあり、これまで「MA-TB44R」というサンワサプライ製のトラックボールマウスを使っていました。しかし、これがこのところどうも動きがおかしいのです。トラックボールがスムーズに動いてくれません…

Don't think, feel!

いま読んでいる『上海フリータクシー』の中にこんな文章があります。 歴史を消すことができるなんて、信じられない 著者の友人の一人で、上海の高校で教師をしている女性のセリフです。彼女は生徒たちに自分の頭で考えることを教えようとするのですが、年ご…

写真が見つからないということは、そもそも写真など撮っていなかったのではなかろうか?

昨日、TBS系で再放送されていたドラマ「JIN」が終わりました。 ドラマは、放送当時リアルタイムで見ていたはずなのですが、記憶にないところ、記憶と異なるところもあり、自分の記憶の曖昧さに情けなくなりました。 それはともかく、今回のハイライトは坂本…

今日はみどりの日? ではなくて……

本日は5月4日。五・四運動の日です。 「五・四運動って何?」という人も多いかと思いますが、中国近代史の大きな事件であり、動きです。1919年に中国で起きた出来事です。きっかけは、さまざまありますが、その大きなものとして日本の対華二十一ヶ条要求があ…

捨てても平気?

外出自粛の影響らしいですが、業務用のゴミの収集量は減り、家庭から出る粗大ゴミが増えているのだとか。皆さん、家にいる時間が長くなって、普段はやらないような家の中の整理、つまり断捨離を行なっているようです。新聞に「不要不急の粗大ゴミは先延ばし…

バスク!

今月下旬、新潮クレスト・ブックスの新刊で『アコーディオン弾きの息子』という作品が刊行になります。 著者はベルナルド・アチャガ、訳者は金子奈美。たぶん、著者は日本に紹介されるのは初めての作家ではないでしょうか? 訳者の名前を見てピンと来た方は…

こんどの講義はハイデガー

連休明け、今月半ばには配本になる『ジャック・デリダ講義録 ハイデガー』と既刊を並べてみました。 これまでに 『ジャック・デリダ講義録 獣と主権者Ⅰ』 『ジャック・デリダ講義録 獣と主権者Ⅱ』 『ジャック・デリダ講義録 死刑Ⅰ』 が刊行になっていますの…

こんどはちょっとビジネス寄り?

先にご案内したのは朝日新聞でしたが、こんどは雑誌です。 『週刊東洋経済』の5/2・5/9合併号に『ホモ・デジタリスの時代』の著者、ダニエル・コーエンのインタビュー記事が載っていました。コロナ危機にどう対処するか、という観点からのインタビューのよう…