罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2021-01-01から1年間の記事一覧

中華圏も頑張っている!

書店でこんな小冊子が配布されていました。 表紙からわかるように台湾の書籍の紹介冊子です。台湾文化センターが製作したもののようです。 世は挙げて韓国文学のブームだと盛り上がっていますが、実は中国関係の翻訳も最近はじわじわと増えています。 もちろ…

これらは類書と呼べるのでしょうか?

このところ、書店の店頭でちょいちょい見かける本に『ケアの倫理とエンパワメント』があります。 自己と他者の関係性としての〈ケア〉とは何か。強さと弱さ、理性と共感、自立する自己と依存する自己……、二項対立ではなく、そのあいだに見出しうるもの。ヴァ…

近刊情報(21/11/17)

本日、見本出しです。(11月25日配本予定)

Cコードは気にするものなのでしょうか?

『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』が配本になりました。既に書店店頭に並び始めていることと思います。 ところで、この本は書店ではどこに並んでいるでしょう? 哲学思想の棚でしょうか? それとも歴史の棚でしょうか? 一つの鍵となるのが書籍に…

今日の配本(21/11/15)

ニューエクスプレス・スペシャル 日本語の隣人たち Ⅰ+Ⅱ[合本] 中川裕 監修/小野智香子 編 通常のニューエクスプレスプラス・シリーズとは異なり、東アジアの端に位置する日本列島を取り巻く16の言語をそれぞれ「言語の概要+3章の会話と文法解説」という…

こんどはBluetoothが……

先日、自宅のブルーレイレコーダーの調子がおかしくなったと書きました。 そちらは結局何の解決もしていないのですが、こんどは自宅PCでトラブル発生です。 昨年、勤務先がリモートワークを導入するようになってから、自宅のPCでエクセルに数字を入力するこ…

70歳が多すぎます?

今朝の朝日新聞読書欄の情報フォルダーです。文庫クセジュ創刊70周年の記事が載っていました。 今年は文庫クセジュ創刊70周年にあたります。ちなみにフランスにおける原書クセジュの刊行は1941年だそうです。 ところで、今年は『ライ麦畑でつかまえて』の原…

似て非なるもの

あたしの勤務先の、売れ行き良好な語学参考書の一つに『今日からはじめる台湾華語』というのがあります。中国語の語学書はカラフルで安いものがたくさんある中、本書は決して安いものではありません。しかし、売れているのです。 ところが、最近書店の店頭で…

今日の配本(21/11/12)

外国語の水曜日再入門 黒田龍之助 著 外国語は楽しい。水曜日の夕方、著者の研究室に学生がだんだんと集まりはじめる。そこでは誰もが外国語の学習をしている。発音練習をするユーラ、辞書を引くサーシャ、新たな文字を嬉しそうに書くスラーヴァ、練習問題を…

追悼、哀悼、惜別

瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。来年は100歳だと、ご自身も楽しみにされていたことと思いますが、残念です。 実はあたしの勤務先では、寂聴さんの評伝を出しているんですよね。 まずは『寂聴伝 良夜玲瓏』です。寂聴さんの信頼厚い齋藤愼爾さんが、まだお…

第8回年末年始は本の街 神田神保町で人文書

昨日の朝、開店前の店内で設営を終え、今年も無事にスタートしました。 何がって? 三省堂書店神保町本店の恒例フェア、「第8回年末年始は本の街 神田神保町で人文書」です。年の瀬が近づくとこのフェアが恋しくなる本好きの方も大勢いらっしゃるのではない…

たまらんぜ!

寺田蘭世の写真集『なぜ、忘れられないんだろう?』、落手です。 寺田蘭世と言っても、ほとんどの人は「誰のこと?」という感じなのでしょう。寺田蘭世は乃木坂46の二期生です。来月12日で卒業を発表していますので、これは卒業記念の写真集ですね。 通常版…

狂い咲き?

わが家の近所の団地の敷地内に咲いているイチョウです。 左から緑、黄色、黄緑と見事な(?)グラデーションです。この右にもう一本、やはり少し黄色がかった株がスックと立っています。 なぜ一本おきに色が異なるのか、よくわかりません。四本とも雄株のは…

近刊情報(21/11/08)

本日、見本出しです。(11月15日配本予定)

承前、そういうことだったのか!

先のブログの続きです。 と言いますか、なんとかレコーダーが元に戻らないかと、ネットを検索していましたら、東芝が遂に4Kのブルーレイレコーダーを発売するというニュースを知りました。 4Kチューナー内蔵のレコーダーはパナソニックやソニーがとっくに発…

ブルーレイレコーダーが……

少し前から、わが家のブルーレイレコーダーの調子がおかしくなりました。 東芝の2018年モデル「DBR-M2008」なので、およそ3年使っているわけですが、こんなにも早くに調子が悪くなるものでしょうか? それとも、レコーダーってこれくらいが寿命なのでしょう…

文庫化されました

西加奈子さんも『i』の中で引用していた『テヘランでロリータを読む』が「河出文庫」の一冊となって刊行されました。 自社の単行本が他社の文庫に生まれ変わるというのは、その作品が愛されているという証拠でもありますが、どうして自社で文庫化できなかっ…

新書らしいか否かはともかく……

先日、講談社現代新書の『遊廓と日本人』について、内容や分量があたしの考える新書らしい新書だと書きました。 その発言(記述?)と矛盾するのかしないのか、あたしにもよくわかりませんが、最近読んで面白かったと言いますか、非常に勉強になった新書を一…

近刊情報(21/11/05)

本日、見本出しです。(11月12日配本予定)

やはり主人公の行動がおかしいと思ってしまうあたしがおかしいのでしょうか?

ようやく先日の「じゃない方の彼女」を視聴しました。 えーっと、第4話ですよね? 実はこれまでも主人公・雅也の行動には理解できないところが多々あったのですが、今回は特にひどかったです。 具体的には、白黒はっきりさせようとしたい気持ちはわかります…

新書らしい新書だなあと思いました

コロナが落ち着いてきた東京のハロウィン。例によってテレビの情報番組は渋谷の様子を伝えていました。 こんな時に渋谷へ出かけて行くなんて信じられないと思っていたら、「数年前のこの日」としてOneDriveがこんな写真を出してきてくれました。喫茶店で美味…

10月のご案内

10月に書店へファクスで送った注文書をまとめてご紹介します。 まずは受賞作品。日本翻訳家協会の翻訳特別賞を受賞した『行く、行った、行ってしまった』です。そして他社からも新刊翻訳が続々と出版されている台湾の人気作家、呉明益『眠りの航路』です。更…

本の日だったのよね

昨日、11月1日は本の日。 皆さん、知っていましたでしょうか? 一応、ウェブサイトもあります。 本が並んでいる形と11月1日の数字の並びを引っかけたものです。 だったら11月11日の方がいいんじゃない? という意見ももっともだと思いますが、根っからの本好…

やはりGoToトラベルは必要なのでしょうか?

総選挙も終わり、選挙について思うことは多々ありますが、それはひとまずおくとして、選集の関西ツアーについて、しつこくまだ書きます。 今回の関西ツアーは大阪、京都、兵庫を駆け足で回ったと書きましたが、つまり大阪は梅田と主要駅周辺、京都も中心部の…

ほぼ一年前でした

水木金と二泊三日で京阪神、三都物語を駆け足で巡ってきたわけですが、現地では馴染みの書店員さんと「いつ以来?」といった会話をしていました。コロナで各社、出張に出られない状況が続き、一年、二年訪問していない地区、書店ばかりになっています。 あた…

三都物語の合間に

昨日まで二泊三日、駆け足の関西ツアーでした。ほぼ一年前にも、一泊二日で京阪の弾丸ツアーを決行しました、今回もなかなかの強行軍でした。 そんなツアーで泊まっていたホテルのバスルーム、トイレットペーパーホルダーにこんなシールが貼ってありました。…

あっという間

二泊三日の三都物語も、あっという間に最終日です。 一日歩き回っているからなのか、それともそもそも気温が違うのか、関西は東京より暑いです。 やや曇りがちだった昨日の午前中の京都は、しのぎやすい陽気でしたけど、太陽が顔をのぞかせた昼間は暑くなっ…

今日の配本(21/10/28)

ローベルト・ヴァルザーとの散策 カール・ゼーリヒ 著/ルカス・グローア、レト・ゾルク、ペーター・ウッツ 編/新本史斉 訳 カフカやゼーバルトなど、現在に至るまで数多の書き手を惹きつけてやまないドイツ語圏スイスの作家、ローベルト・ヴァルザー(1878-…

久々の

関西ツアーです。 二泊三日で京阪神の三都物語です。 ちょっと強行軍ですが、久しぶりの邂逅に心は躍っています。 しかし朝から歩きっぱなしは疲れました。ホテルでひとっ風呂浴びてゆっくり寝るとします。

意外と年配の人も使っている言葉かしら?

公式には明日発売の、日向坂46のニューシングル「ってか」です。いつもどおりにフラゲです。 今回は(今回も?)、Blu-rayが付属するType-AからType-Dと、Blu-rayが付属しない通常盤の5種類での発売です。ジャケットは、確か文化祭というイメージだったと思…