罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

帯を換えると雰囲気も変わる?

重版したと思ったら、あれよあれよという間に再びの重版となった『ジーザス・サン』が10年前に刊行されたときは、こんな帯が掛かっていました。 古川日出男さんにコメントをいただいていたのですね。懐かしいです。本書が、今年創刊10周年を迎えた海外文学の…

今日の配本(19/05/13)

記憶の箱舟 または読書の変容 鶴ヶ谷真一 著 書物の変遷と読書の変容。さらに両者の織りなす記憶という人間精神の多様ないとなみを、東西の知の歴史に重ね合わせた綺想の文化史。 ニューエクスプレスプラス グルジア語 児島康宏 著 カフカス山脈のふもと、黒…

ブームなの?

今朝の朝日新聞で『郝景芳短篇集』が紹介されていました。 本書のタイトルを聞いて、すぐに『折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー』を思い出し方は、かなり中国SFに詳しい方なのでしょう。 そうです。郝景芳は『折りたたみ北京』の作者です。ただ、『折り…

断髪

午前中に髪を切りに行きました。 タイミングとしてはゴールデンウィーク中に行くのがよかったのでしょうが、ほぼ引き籠もっていた連休はどこへ行くのも面倒だったので、ついついスルーしてしまいました。 しかし、硬くて太くて多いあたしの頭髪は、そんな悠…

今月のおすすめ本[2019年5月]

毎月恒例、今月のおすすめ本です。 今月は、出足好調な新刊の海外文学作品を取り上げてみました。

小さい仕事も疎かにしない?

今朝の朝日新聞です。 乃木坂ちゃんたちがイベントに参加したことを伝える記事が載っていました。 乃木坂46のイベントであれば、わざわざ朝日新聞が取り上げるということはないはずで、警視庁のイベント、つまりは公的な活動であるからこその記事掲載だと思…

今日の配本(19/05/10)

カッコウが鳴くあの一瞬 残雪 著/近藤直子 訳 「彼」を探して彷徨い歩く女の心象風景を超現実的な手法で描いた表題作ほか、夢の不思議さを綴る夜の語り手、残雪の初期短篇を集成。

重版の重版

今年創刊10周年を迎えた海外文学のシリーズ《エクス・リブリス》、その最初に刊行された作品がデニス・ジョンソンの『ジーザス・サン』です。 残念ながら、この数年品切れになっていたのですが、アニバーサリーの今年、久々に復刊をしました。そして復刊とほ…

身の程をわきまえなければならない、ってことは言われなくてもわかっています。

営業回りの途次、電車の中で窓ガラスなどに貼ってある、こんな広告をよく目にします。 この手の広告は定期的に変わりますから、いまはちょうどキャンペーン中なのでしょうか? 何の広告かと言いますと、パートナーエージェントという結婚相手紹介所の広告で…

新刊に関するちょっとした……

本日、見本出しをした新刊について少々補足を…… まずはこちら。昨年刊行した『スタート!ドイツ語A1』の続きにあたる『スタート!ドイツ語A2』です。「A1」「A2」は、それぞれ「えいいち」「えいに」と呼びます。 ヨーロッパで作られた言語教育の共…

貿易戦争になるのでしょうか?

あたしの勤務先で、昨日の夕刊の一面を眺めていたら、この本を思い出したので、ついつい置いてみました。 ダニ・ロドリックの『貿易戦争の政治経済学』です。 各紙の見出しと本書のタイトルが、なんとなくシンクロするように感じるのはあたしだけでしょうか…

今日の配本(19/05/07)

山山 松原俊太郎 著 美しい山の麓で暮らしていたはずの家族が、せずにすめばありがたいことに曝されつつ、ポスト3・11の愛を紡ぐ! 表題作ほか2篇。第63回岸田國士戯曲賞受賞作品。

結局、更新できていない?

今朝、自宅のPCの電源を入れてしばらくすると、こんな画面が現われました。 そう言えば、昨晩、PCの電源を切るときに「更新してシャットダウン」を選んだのでした。「ああ、更新作業の最終プロセスね」くらいの気持ちでしばらく待っていましたが、一向に終わ…

就寝時間と言うか、就寝時刻と言うべきか……

昨日の朝日新聞の「声」欄です。「こどもの日」ということで、子供からの投書を特集していましたが、そんな中の一通です。 8歳というと小学校3年生でしょうか。夜は8時に寝るのですね。まあ、そのくらいが平均なのでしょう。 でも、お父さん、お母さんは…

短篇集を三つ続けて

ゴールデンウィークだからって出かけるなんて思わないでください。そんな政府や経済界の策略に乗ったりはしません。自宅に籠もっています。近所のコンビニやスーパーに時々出かけることが数回、これがあたしのゴールデンウィークです。 では何をしていたのか…

ジコチュープロデュース【後篇】

乃木坂46のニューアルバム「今が思い出になるまで[TYPE-B]」の特典Blu-rayです。 「欲望のリインカーネーション」はまっちゅんとずーが格好よく決めてくれましたが、若干ボーカルの迫力不足が…… 「空気感」はオリジナルはお姉さんメンバーの楽曲ですが、そ…

ジコチュープロデュース【前篇】

ようやくにして乃木坂46のニューアルバム「今が思い出になるまで[TYPE-A]」の特典映像「ジコチュープロデュース」を視聴。 とりあえず[Type-A]を視聴したので、その中から印象に残っているものをいくつか感想を交えつつ……。 「忘却と美学」は、これ口パ…

「ザ・リング」を三連チャン

「ゴールデンウィークはどこへも出かけずに自宅でNetflix三昧」といったCMが流れていますが、あたしもほぼ出かけずにゴールデンウィークの前半を終えました。ただし、テレビばかり見ていると言うよりは、主に読書をしていましたが…… ただ、気分転換に、少し…

大注目の新刊です!

刊行はもう少し先ですが、かなり期待している商品なので、通常の新刊案内とは別に同報ファクスでもご案内です。 韓国で大ベストセラー、『無礼な人にNOと言う44のレッスン』です。 このところ韓国のフェミニズム系の小説が日本でも空前のブームですが、そう…

令和の世に路地裏なんて

『路地裏の子供たち』読了。 ダイベックの最初の短篇集と言うだけあって、原書が刊行されたのはかなり以前の1980年になります。時代は昭和ですね。 日本の年号による時代区分をアメリカ作家の作品に持ち込むのはどうかと思いますが、とはいえ、この作品には…

平成を引きずるわが家でありました

右の写真は、わが家の柱にかかっている、日めくりカレンダー型の壁掛け時計です。よく見ていただければわかるように、「平成31年5月1日」という、存在しない日付が表示されています。(って言うか、朝の5時前から起きているなんて!) この時計を購入した頃…