罔殆庵

染井吉野ナンシーの官能世界

罔殆庵博客

さくちゃんとお揃い!

今月からスタートする、テレビ朝日系のドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」のTwitterです。 可愛すぎ&尊すぎなオフショットをお届け✨ イケメンに全く興味がないヒロイン 桜井カンナ 役 #遠藤さくら さん (#乃木坂46) バス通学中に本を読むシー…

いろいろとやらないことが多い年末年始です

テレビの情報番組は今日から通常運転に戻ってきましたね。あたしも明日からいよいよ仕事が再開しますので、いつもの日常が戻ってきた感が実感できます。 既にこのダイアリーで、年末に紅白を見ないとか、年越しそばを食べないということ書いてきましたが、こ…

売れるものなのでしょうか?

わが家の書架の一部です。あたしがパソコンに向かっている椅子の背後にある書架です。たぶん高校の頃に購入したスライド式の書架です。これが二台並んでいます。 ご覧のように、所蔵しているのは中国史の本です。それも中国で発行されたものです。われわれ中…

中華圏も頑張っている!

書店でこんな小冊子が配布されていました。 表紙からわかるように台湾の書籍の紹介冊子です。台湾文化センターが製作したもののようです。 世は挙げて韓国文学のブームだと盛り上がっていますが、実は中国関係の翻訳も最近はじわじわと増えています。 もちろ…

一か月ほど刊行が早かったらよかったのに? それともあえて?

岩波文庫から『楚辞』が刊行されました。 写真の一番右側です。カバーだけ見ると、ちょっと岩波文庫には見えませんが、紛れもなく岩波文庫です(笑)。 ところで『楚辞』と聞いても、中国古典に詳しくないと何のことだかわからないでしょうし、そもそも「楚…

学術書が生き延びる道?

今朝の朝日新聞の読書欄に、小さいですけどこんな記事が載っていました。2020年に廃業した創文社の学術書を講談社がオンデマンドで発行し続けるという情報です。 学術書の出版で知られていた創文社が廃業したのは、学生時代にお世話になっていた身からすると…

よりパワーアップ!

近刊『マオとミカド』の「マオ」とは毛沢東、「ミカド」とは天皇ことです。 著者の城山さんには『中国共産党「天皇工作」秘録』という前著がありますが、そこから更にパワーアップした一冊です。ぜひ併読していただきたいです。もちろん前著を読まれた方は必…

まずは第二巻を攻略しないと!

かつてこれほど中国の文学作品が話題になったことがあっただろうかと考えますと、三国志ブームはこんなものではなかった、という結論に行き着きますが、時代を超えて愛される三国志を引き合いに出すのはちょっと卑怯かも知れませんね。 となると、この『三体…

やはり買ってしまうのです……

刊行後それほど時間をおかずに買って読んだ『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』ですが、このほど角川新書から『八九六四[完全版] 「天安門事件」から香港デモへ』として刊行されました。 角川新書版は「2019年香港デモと八九六四の連関を描く新章を…

確かに戦いは続いていた

『後期日中戦争 太平洋戦争下の中国戦線』読了。 刊行前にネット情報などで「後期日中戦争」というタイトルだけを見た時は、日中戦争に前期も後期もあったっけ、と感じたのが正直なところです。いわゆる満洲事変や盧溝橋事件を経て泥沼の日中戦争にはまり込…

革命尚未成功

昨日のうちにダイアリーを更新できなくて、ちょっと忸怩たるものがあるのですが…… はい、昨日、3月12日は中国革命の父、孫文の命日です。96年前のことです。つまり、あと4年すると、孫文没後100年になるわけですか。日本でもいろいろと関連書籍が出版される…

孔子はそんなこと思ってもいないことでしょう

今朝の朝日新聞です。 日本にある孔子廟に土地を無償で提供しているのは政教分離違反なのか否かを争う裁判が行なわれているようです。 この数年、日本国内の反中、嫌中感情が高まっていて、国内の孔子学院は中国共産党のスパイ養成機関だ、といった声を受け…

聊斎志異です

光文社の古典新訳文庫から久々に中国モノが刊行されました。『聊斎志異』です。 これまでは「岩波文庫版」でしたが、もう一つあることで読み比べができそうです。ただしどちらも『聊斎志異』の全訳ではないようです。 全訳となると、懐かしい平凡社の「中国…

原書が見つかりません!

先日、講談社学術文庫から『貞観政要』が刊行されました。 『貞観政要』と言えば、中国唐代の名君・太宗が家臣たちと交わした問答をまとめた書物で、後世、為政者のバイブルとして中国のみならず日本でも時の権力者によって愛読された古典です。 ただし、こ…

中国との縁

今日9月9日は重陽の節句? はい、確かにそうですが、このダイアリーで何度か書いていますように、あたしの父の命日です。もう二十数年前のことです。ちなみに父の母、あたしの祖母も同じ9月9日が命日です。祖母は父が幼少のころに亡くなっていますので、あた…

明日を前に

明日は六四天安門事件です。 今年はコロナウイルスを理由に香港でも集会が禁止されるとのことですが、果たしてどうなりますことやら。中国大陸では若い人を中心にこの字件を知らない世代が増えていますし、歴史というのは変えられるのだということ中国自身が…

知識人の困惑?

まもなく刊行予定の『上海フリータクシー』が抜群に面白いです。 いや、面白いという表現は正確ではないかも知れません。 本書は、帯などを読んでいただければわかっていただけると思いますが、西側のジャーナリストが中国に赴任し、そこで庶民の中に分け入…

Don't think, feel!

いま読んでいる『上海フリータクシー』の中にこんな文章があります。 歴史を消すことができるなんて、信じられない 著者の友人の一人で、上海の高校で教師をしている女性のセリフです。彼女は生徒たちに自分の頭で考えることを教えようとするのですが、年ご…

今日はみどりの日? ではなくて……

本日は5月4日。五・四運動の日です。 「五・四運動って何?」という人も多いかと思いますが、中国近代史の大きな事件であり、動きです。1919年に中国で起きた出来事です。きっかけは、さまざまありますが、その大きなものとして日本の対華二十一ヶ条要求があ…

装いも新たに

中公文庫で『論語』が出ました。貝塚茂樹訳です。 「あれっ、これって前にも出ていたはず……」と思って、わが家の書架を眺めてみたら、やはりありました。同じく中公文庫の『論語』です。 架蔵しているのは1973年7月10日初版で1990年11月30日の第22刷でした。…

着々と中国史

わが家の玄関先のプランターで咲いている花です。 こちらの方面にはとんと疎いもので、この花の名前をまだ知らない、なんてどこかの作品のようなセリフを吐いてしまいますが、何でしたっけ? 薄いオレンジと白と、二種類ありますよね? 同じ花の色違いですよ…

勝手に補遺

ミネルヴァ書房から『中国思想基本用語集』が刊行されました。昨日の朝日新聞読書欄でも紹介されていました。 目次など詳しいことは同社のウェブサイトをご覧いただくとして、本書の付録「資料編」がなかなか便利なのでご紹介します。 まずは『諸子集成』で…

在庫切れ?

昨日の大阪でのことです。 とある書店の人文書売り場で担当の方と話をしていると男性のお客様が寄ってきて「文庫で王維の詩を読みたいんだけど」とおっしゃいます。人文書売り場の一角にある漢文などの棚をひとしきり自身で探して見つけられなかったようです…

あたしは「先生」ではないのですが……

暮れに自宅へミネルヴァ書房からダイレクトメールが届いていました。中国関係の書籍の案内です。 年に何回か届くのですが、毎回あたしの名前の敬称は「様」ではなく「先生」となっています(汗)。恐らく、中国学会か何かの名簿を使って送っているのでしょう…

わが家の「中国の歴史」たち

岩浪書店から新書の新シリーズ「中国の歴史」が刊行されました。 まずは第一巻『中華の成立』が発売になりましたので早速入手しました。最新の研究成果を取り入れた、新しい中国通史になるのでしょう。期待大です。 全五巻予定で、今後は『江南の発展』『草…

やはり架蔵していました!

東方書店の新刊案内でこんな本を見つけました。 『侯景の乱始末記』です。 あれ、この本、どこかで見たことあるぞ? と思い、わが家の書架を探してみましたら、中公新書を並べてある一角にありました。 ずいぶん古い中公新書です。たぶん新刊ではなく古本屋…

インバウンドは大阪に学べ?

こんな章題のついた本を読んでいました。 このフレーズを見て、日中共に最近の若い人はピンと来ないのかも知れませんが、一定年齢以上の人、あるいは中国の現代史に関心をお持ちの方であれば「農業は大寨に学べ」という共産主義華やかなりしころのスローガン…

撮り放題とはいえ

華の金曜日という言葉ももう死語でしょうか? それはともかく、昨夕、書店回りの後、やって来たのがこちら、トーハク、東京国立博物館です。 相変わらず観光客が多い本館前ですが、皆さん熱心に写真を撮っていますね。でも、トーハクって確かに本館も堂々と…

名著だらけ(?)の岩波文庫

書店店頭で配布されていました。今年の岩波文庫フェアの小冊子です。 「名著・名作再発見!」とあります。 こうやって堂々と言い切れるのは、さすが、岩波文庫、という感じです。確かに、名著が綺羅星のごとく並んでいる、そんなイメージが岩波文庫にはあり…

ところで最近の若手作家は?

閻連科について書いたので思い出したのですが、最近の中国の若手作家の状況というのはどうなっているのでしょうか? このところ中国作家の邦訳も刊行はされていますが、閻連科にせよ、残雪にせよ、もう中堅以上の存在です。少し前に出た李昂だってそれなりの…